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2026.03.24

Monthly Feature

学校案内パンフレットにおけるデザインの重要性とは?ポイントも解説

メインビジュアル

学校案内パンフレットは、自校のイメージに大きな影響を与える広報ツールです。そのデザインによって、志願者に与える印象が大きく変わる可能性があります。学校の魅力が伝わるデザインを意識することが重要です。
本記事では、学校案内パンフレットにおけるデザインの重要性や、制作時に意識したいポイントを解説し、あわせて株式会社エイエイピーの制作事例を紹介します。学校案内パンフレットの制作を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Contents

学校案内パンフレットは自校のブランドを「体験」させるメディア

少子化が加速し、学校選びの基準が「偏差値」から「教育の質や体験」へとシフトしつつある現代。Webサイトでの情報収集が当たり前になったからこそ、「実体として手元に残るパンフレット」の価値が再定義されています。

パンフレットは単なる情報のストックではありません。表紙を触った時の質感、ページをめくるリズム、目に飛び込んでくる写真の温度感――そのすべてを通じて、読み手は貴校の「空気感(ブランド)」を無意識に体験しています。デザインが平板であれば、どんなに素晴らしい教育カリキュラムも「その他大勢」の中に埋もれてしまう。それが広報活動の厳しい現実です。

学校案内パンフレットにおけるデザインの重要性

学校案内パンフレットの重要性を解説する前に、その定義を紹介します。学校案内パンフレットは、保護者や学生に自校の特色や魅力を伝える資料です。デザインは掲載内容と密接に関係しており、まずは掲載内容を整理することが大事です。主な掲載内容として、以下の項目が挙げられます。
  • ・教育理念
  • ・学校の歴史
  • ・カリキュラム
  • ・学校生活
  • ・クラブ活動・サークル活動
  • ・施設・設備情報
  • ・取得を目指せる資格
  • ・留学制度に関する情報
  • ・在学生・卒業生の声
  • ・卒業後の進路
  • ・アクセス

これらの情報を整理し、視覚的にわかりやすく伝えるうえで、学校案内パンフレットのデザインは重要な役割を担います。デザインに配慮が足りない場合、伝えたい情報が十分に伝わらないことがあります。たとえば、保護者や学生が探している情報を見つけられない、校風と異なる印象を与えてしまうなどが考えられます。遠方に住んでいる学生にとっては、学校案内パンフレットが学校との初めての接点になることもあります。学校の特色や魅力をわかりやすく伝えられるように、デザインにこだわることが大切です。

学校案内パンフレットにおけるデザインの重要性

広報担当者が知っておくべき「刺さる」デザインの3つの階層

学校案内パンフレットの制作では、広報担当者が押さえておくべき3つのポイントがあります。視覚的アイデンティティと情報の階層設計、情緒的なストーリーテリングです。

視覚的アイデンティティ(直感に訴える力)


受験生や保護者は、山のように積まれたパンフレットの中から貴校の一冊を手に取ります。その一瞬で「この学校は他とは違う」と感じさせるには、明確なUSP(独自の強みを可視化すること)が必要です。
決定的瞬間の切り出し: 施設紹介に終始せず、生徒が何かに没頭している表情や、教員との真剣な対話など、貴校の「教育の質」を象徴するカットをメインに据えます。
フォントの心理学: 伝統と品格なら明朝体、革新と躍動ならゴシック体。書体一つで学校のパーソナリティをコントロールします。

情報の階層設計(読ませるためのUX)


パンフレットを最初から最後まで熟読する人は稀です。パラパラと捲るだけで「この学校に行ってみたい」「うちの子に合っている」「ここなら成長できそうだ」と直感させるための、視線の導線設計が不可欠です。
結論から始まる見出し:専門のライターを起用することで 「〇〇教育について」という説明的な見出しではなく、例えば「世界で戦うための、一生モノの思考力を」といったベネフィット(利益)を伝える見出しを配置する、といった表現にこだわります。
インフォグラフィックの活用: 進路実績や国際交流のデータなど、複雑な情報は図解化し、一目で信頼性を担保するデザインとします。

情緒的なストーリーテリング(自分ゴト化させる力)


データや事実(FACT)を伝えるだけでは、人の心は動きません。デザインを通じて、読者が「入学後の自分」を投影できるストーリーを構築します。
在校生・卒業生のストーリー: 単なるインタビューではなく、彼らがどう悩み、どう変わったかという学校をフィルターとした「変化」にフォーカスした内容で共感を喚起します。

学校案内パンフレットのデザインで意識したいポイント

学校案内パンフレットのデザインにより、保護者や学生が受ける印象は変わります。ここでは、デザインを検討する際に意識したいポイントを解説します。

他校との差別化を図る


流し読みするだけでも、自校の特色や魅力が伝わるデザインを意識しましょう。学校のセールスポイントが伝わるよう、デザインによって他校との差別化を図るとも言えます。具体的な取り組みとして、校内の雰囲気がわかる写真をアイキャッチに使用する、キャッチフレーズで自校の強みをアピールするなどが考えられます。学校案内パンフレットを短時間で確認する保護者や学生にも、特色や魅力が伝わる構成を意識することが大切です。

伝えるべき学校の特性や授業カリキュラムなどの強みを明確にする


デザインを決定する前に、自校の特色やカリキュラムを整理しておくことも大切です。これらが曖昧だと、学校案内パンフレットで強調するべき点がわかりません。したがって、情報の優先順位を決められない、校風を視覚的な表現に落とし込めないといった課題が生じ、保護者や学生に学校の価値が伝わりにくくなります。デザインの方向性を決めるため、自校の魅力を明らかにしておきましょう。

イメージに合わせたフォントを選ぶ


学校案内パンフレットに使用するフォントの選択にも注意が必要です。意識されにくい要素ですが、読者が受ける印象に大きく影響します。たとえば、すべての線が均一な太さにデザインされているゴシック体は力強い印象を、縦線が太く横線が細くデザインされている明朝体は繊細な印象を与える傾向があります。伝えたい印象に合わせて、使用するフォントを選択することが重要です。

インパクトのある表紙にする


学校案内パンフレットの表紙や表紙を開いた中表紙などは、保護者や学生が最初に見るページです。ひと目で自校のイメージを伝えられると、読者を惹きつけられます。読者の関心を引くため、視覚的なインパクトを意識した表紙が求められます。基本的なデザインのポイントは次の通りです。

【デザインのポイント】
  • ・自校の特色が伝わる写真やイラストを使用する
  • ・自校の魅力がわかるキャッチコピーを入れる
  • ・校名や校章を忘れずに配置する

これらを意識すると、中身を読んでもらえる可能性が高まります。

統一感のあるデザインにする


ページごとにデザインの方向性が異なると、伝えたいメッセージを伝えられなかったり、読者にちぐはぐな印象を与えてしまったりすることがあります。全体を通して自校の特色や魅力を伝えられるように、統一感のあるデザインを意識することも大切です。たとえば「子どもたちが元気に学ぶ学校」が校風であれば、明るく鮮やかな色遣いでエネルギッシュな印象を生み出すとよいかもしれません。統一感のあるデザインで、ひとつのメッセージを伝えましょう。

読みやすさに配慮する


学校案内パンフレットを手にしたすべての方が、中身を熟読するわけではありません。マイナビ進学総合研究所が実施した調査によると「様々な学校を幅広く知る目的」で学校案内パンフレットを手に取った大学・短大進学予定者の読み方は次の通りです。
枠線1pxの表
読み方割合
最初から順にパラパラめくり、気になったページを一通り読む38.7%
最初から順にパラパラめくり、気になった箇所だけ読む26.3%
最初から順に、一通り最後まで読む26.3%
目次などを参考に、知りたい項目だけを読む8.6%
出典:マイナビ進学総合研究所「学校案内に関する高校生の意識調査」

このような読み方を前提に、パラパラと目を通すだけでも内容を把握できるよう、読みやすさに配慮する必要があります。見出しに結論を記載する、グラフや表を使用して視覚的に理解できるようにする、大人だけが理解するような専門用語の使用をできるだけ控えるなどの工夫が有効です。

学校案内パンフレットのデザインで意識したいポイント

学校案内パンフレットのデザインにおける注意点

続いて、学校案内パンフレットのデザインで気をつけたいポイントを解説します。

Web媒体と紙媒体の違いを踏まえて制作する


Web媒体と紙媒体の特徴は異なります。主な違いは次の通りです。
【Web媒体と紙媒体の違い】
  • ・読者の視線の流れ
  • ・ページ数の制限
  • ・ページのサイズ

ページ数に制限がないWeb媒体では、重要な情報を短時間で見つけるため視線の流れはF型、ページ数やサイズに制限がある紙媒体では、全体を効率よく把握するため視線の流れはZ型になる傾向があります。これらの違いを踏まえてデザインすることで、媒体特性に合った読みやすさを確保できます。

情報を詰め込みすぎない


学校案内パンフレットに情報を詰め込みすぎると、読みにくくなったり、メッセージが埋もれてしまったりします。特に、ページ数が限られている紙媒体は注意が必要です。余白も情報の一部と考えてデザインを検討しましょう。ただし、以下の情報は多くのケースで必須です。
【必須の情報】
  • ・教育理念
  • ・カリキュラム
  • ・学校生活
  • ・卒業後の進路
  • ・アクセス

デザインに着手する前に、情報を取捨選択しておくことが重要です。

学校案内パンフレットのデザインにおける注意点

エイエイピーが提唱する「紙×デジタル」の相乗効果

当社では、パンフレットを「デジタルの入り口」として機能させる設計を推奨しています。
紙で「期待」を創り、Webで「納得」させる: パンフレットで情緒的なファンを作り、QRコードから動画やSNS、詳細な入試データへ誘導。このシームレスで立体的な体験設計で志願率の向上期待を醸成します。
データに基づいた改善: どのページからデジタルへ遷移したかを分析することで、次年度のパンフレットをより「当たる」ツールへと進化させることが可能です。

株式会社エイエイピーが学校案内パンフレットを制作した事例

株式会社エイエイピーは、学校案内パンフレットの制作をサポートしています。ここでは、具体的な事例を紹介します。

長野県立大学様


2018年4月に開学された長野県立大学様の学校案内パンフレットをリニューアルした事例です。教育プログラムで提供されている価値「出会い」をキーワードに、未来への期待感を醸成する表紙デザインにしました。在校生のリアルな声を届けて、志願者の関心を引き、学校の魅力が伝わる構成を意識している点も特徴です。
【東京支店】大学の学校案内制作事例 長野県立大学

山梨英和中学校・高等学校様


山梨英和中学校・高等学校様は、キリスト教メソジスト派の教育を推進する中高一貫の女子高です。学校案内パンフレットのリニューアルに携わらせていただきました。デザインのテーマは、生徒たちの学校生活の様子を通して、校風や将来像が伝わる構成を意識しています。白地を基調とする爽やかなデザインで、知的な女生徒らしさが伝わる学校案内パンフレットに仕上げました。
【三島支店】名門女子中高一貫校のブランディング事例

貴校の「価値」を、デザインで最大化する

学校案内を刷新することは、学校のアイデンティティを再定義することと同義です。 私たちエイエイピーは、単なる制作会社ではありません。広告企画のプロフェッショナルとして、貴校の持つ「目に見えない価値(VALUE)」を掘り起こし、志願者の心に深く刺さるクリエイティブへと昇華させます。
「今のパンフレットには、自校の魅力が半分も表現できていない」――そうお感じの広報担当者様は、ぜひ一度私たちにご相談ください。
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