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2024.07.12

Monthly Feature

スタンプラリーの成功事例!デジタルのメリットや方法を紹介

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「キャンペーンやイベントにスタンプラリーを使いたい」
「デジタルスタンプラリーと紙のスタンプラリーどっちがよいかがわからない」
上記のようにお悩みの企業担当者や広報の方もいらっしゃるかと存じます。
結論、周遊イベントのご予算や目的に応じて、紙とデジタル双方をうまく組み合わせ・選定するのがおすすめです。

実際のところ、紙のほうがスタンプラリーの利用者を増やせることが多くあります。一方、デジタルの場合話題性はあるため集客要因にはなりますが、操作や新しいものに対するハードルがあり、操作説明の体制構築が必要です。

今回は、弊社でご支援させていただいたスタンプラリーの事例を踏まえつつ、デジタルと紙のメリット、デジタルスタンプラリー成功のコツを解説します。地域や企業のイベントアイデアに有効活用しましょう。

Contents

【弊社事例】スタンプラリーの成功事例一覧

今回は弊社の事例として支援させていただいた、さまざまなデジタルスタンプラリーをピックアップして紹介します。
ARやSNS連携などの最新の要素も盛り込んだ最新ラリーを解説するので、自社や地域のイベントにうまくご活用ください。

GPS|令和3年度TOKYOデザインマンホールデジタルラリー


東京都が各区市町村と連携し、令和元年より設置してきたデザインマンホール。TOKYOデザインマンホールデジタルラリーでは、GPSを使ってデザインマンホールや観光施設をめぐるラリーとしています。蓋にデザインされたものは、有名人や、アニメ、マンガのキャラクター、ご当地キャラなどさまざま。当イベントは以下のような仕組みで運用しました。
・各設置場所を回るとスタンプとポイントを獲得できる
・一定数のポイントを貯めると、オリジナルのマンホールグッズなどが当たる抽選に応募できる


昨今ではナイアンテック社を中心に、ポケモンが歩数や場所でポケモンを捕まえる「ポケモンGO」などがあり、GPSを使ったアプリなどは広く浸透しております。デザインマンホールとスタンプラリーのイベントで、うまく周遊につなげた事例の一つです。
令和3年度 TOKYOデザインマンホールデジタルラリー

AR|恐竜アドベンチャー


「恐竜アドベンチャー」は、静岡県三島市に設置された吊り橋三島スカイウォークで開催されている、AR型デジタルスタンプラリーです。吊り橋で撮影すると、カメラ越しに映り出す恐竜と写真を撮れる機能がついています。恐竜ARフォトを取るというミッションを達成し、すべての足跡型スタンプを集めると、景品が獲得でき、撮った写真ではInstagramのキャンペーンにも参加できるという企画。

キャンペーンのプレゼントも、「究極の生みかんジュース」という沼津市名産の寿太郎みかんを100%使ったご当地の商品で地域のPRにもつなげました。地域の経済を回すうえでも、SNSといったデジタルマーケティングを掛けわせた取り組みは非常に有用です。
【三島支店】三島スカイウォーク 恐竜ARイベント

GPS|大河ドラマと連動したスタンプラリー


2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせて実施された、神奈川県主催のスタンプラリーです。ドラマにゆかりの地を巡り、決められた場所に向かうとGPS機能によりスタンプがもらえるデジタルラリーとして企画・制作しました。神奈川県の観光協会や観光案内所に置かれたチラシや特設Webサイトから、スマートフォンなどでラリーサイトにアクセスして参加する仕組み。スタンプを集めると、神奈川県内の宿泊施設の宿泊券や食事券が当たる抽選に応募でき、当時ドラマに熱狂した多くの参加者を集めました。

ドラマやアニメで登場したロケ地の周遊ラリーをファン層が巡る「聖地巡礼」は、国内外含めて今も昔も王道のラリーです。インバウンド需要も考慮して、多言語対応のスタンプラリーアプリや英語版の紙のスタンプラリーを開発するのも有効かもしれません。「地域名 アニメ 聖地」などでぜひ調べてみてはいかがでしょうか。
【東京支店】デジタルラリー 大河ドラマの開催に合わせて、県内のゆかりの地をめぐるデジタルラリーを実施

謎解き|地域活性化ラリー


2022年10月から2023年1月にかけて東京都江戸川区で実施された謎解き型ラリーです。2つのエリアにある計8か所のスポットを回り、Webサイトの指示に従って謎解きに挑戦する仕組み。特に、以下のとおり謎解きミッションで順を追ってクリアするスタイルは、日本人好みのゲームスタイルといわれています。
・すべての謎を解くと導き出せる秘密の合言葉を使うとアイテムが手に入る
・入手したアイテムを手掛かりに最後の謎に挑戦
・最後の謎を解くと、アイススケートリンクの入場チケットや水族園の入園券などが当たる抽選に応募可能


サイトの利用者数は2万人を超え、ミッションを達成した人数は1,000人を超える大イベントとなりました。本件では、イベント全体の企画から進行まで包括的に弊社で支援させていただきました。

・オンライン・オフラインの制作物
・紙・デジタルのラリー
・問い合わせ対応体制
このような企画型ラリーイベントの制作・対応もお任せください。
【東京支店】地域の魅力発信と活性化のための周遊施策 謎を解きながら、区内をめぐって、魅力を発見!

LINE|地域周遊スタンプラリー


新潟県の関川村観光協会の公式LINEを利用したデジタルスタンプラリーです。老若男女で広く利用されているLINEと連携したイベントは、参加者も増えやすくなります。また、イベント終了後も公式LINEの登録者向けに発信することで、集客や今後の来訪にもつなげられます。

基本情報
・各店舗に設置された二次元コードを読み取ってポイントを獲得
・一定のポイントが貯まると宿泊施設の利用券や関川村産コシヒかリ5kgなどが当たる抽選に参加可能
・全27か所を回ると関川村の伝統工芸品である「猫ちぐら」をもれなく獲得可能


猫ちぐらとは、稲わらで作られた猫の家のことで、新潟県関川村の伝統的な民芸工芸品のひとつです。少し変わった景品や、「猫好き」などの趣味にちなんだ地域周遊イベントは、地域外からの来訪者も増やせます。
【新潟支店】LINEを使用したエリア周遊施策事例

デジタルスタンプラリー浸透の背景

現在は、一定規模以上のスタンプラリーはデジタル形式で行われるほうが多くなっています。なぜなら紙のスタンプラリーの場合、印刷・保管・設置など、現地対応に伴う労力がかかるためです。持ち運びやすさ・管理の一元性の観点では、デジタルのほうに軍配が上がります。SDGsの観点でも、ペーパーレス化は目標12「持続可能な消費と生産」の実現に繋がります。

もちろん、紙で行うスタンプラリーはインターネットを介する必要がなく、スタンプシートが思い出に残るなどのメリットがあります。また、デジタルスタンプラリーは参加にスマートフォンが必須です。ターゲット層によっては参加方法がわからず開催者への問い合わせが増えるなどのデメリットがあり、問い合わせ対応の体制構築も別途工数がかかります。

一方でこれらにすべて目をつぶれるほど、デジタルスタンプラリーのメリットは数多く、またラリー参加者も同じようなデジタルスタンプラリーへの参加を重ねることで、デジタル開催に慣れてきていることもあります。

デジタルスタンプラリーのメリット

デジタルスタンプラリーのメリットは、現地対応の削減だけではありません。ほかにも、オンラインでの集客や、情報の一元化を行い、今後のマーケティング施策へ活用することにあります。

現地での準備工程が少ない


デジタルスタンプラリーにすることで台紙の作成と配布、スタンプ台の作成と配置・撤収など現地での作業が不要になります。たとえば、景品もデジタルコンテンツにすれば景品の配布に人員を割く必要もなくなるでしょう。デジタルの場合、参加者数が増えても対応する人員や費用のコストが変化しにくいため、想定以上の参加者にも対応できます。突発的なバズ(SNS拡散・TV効果など)による来訪者で対応に追われることもありません。

デジタルコンテンツと相性がよい


前述のとおり、景品を「壁紙画像」「電子書籍」「特別動画」といったデジタルコンテンツにすれば、参加の応募から景品受け取りまでスマートフォン1つで完結できます。そのため、参加者・運営側双方にメリットが大きいでしょう。

また、SNSによる宣伝活動とも相性が良く、以下のようなキャンペーン施策で、参加者による拡散も期待できます。
・ハッシュタグキャンペーン
・写真投稿キャンペーン
・動画投稿キャンペーン

前述のAR型や謎解き型のように、紙にスタンプを押すだけではなく、「写真を撮る」「クイズに答える」など企画に幅を持たせられるため、参加者にとって魅力的な内容を届けられます。

参加者のデータ収集ができる


デジタルスタンプラリーでは、参加者数・離脱者数などイベントに関するデータを収集できます。開催方式によってはその地域の滞在時間を計測したり、アンケートに答えさせたりも可能です。収集したデータは次回のスタンプラリーに生かせるのはもちろん、今後の商品やサービスの改善・開発にも役立つでしょう。

参加者の離脱を阻止しやすい


デジタルラリーの場合、イベント内容やスケジュールを制御して参加者の離脱を防げます。
施策の一例としては、以下のとおりです。
・スタンプの配布時間を管理して混雑を防ぐ
・イベント開催中、離脱者が多い箇所を分析して、ラリーの途中にも報酬を用意するなどの改善策を考える

なお、台紙・スタンプなどの紛失や破損がない点も、予期せぬ離脱者の発生防止に効果があるでしょう。

多言語対応が可能


スタンプラリーに関するWebサイトやアプリを多言語対応しておくことで、インバウンド需要に対応可能です。Webサイトやアプリをきちんと作りこんでおけば、外国人対応スタッフの工数削減にもなりえます。

紙のスタンプラリーのメリット

デジタルラリーの説明を数多くしてきたとはいえ、紙のほうが参加者数は集まりやすいのが現状です。デジタルの場合、スマートフォンやネット環境、ブラウザ・アプリに関するリテラシーの問題が挙げられます。低予算でのラリーイベントでは、印刷のみでコストも削減できる方法もあります。アプリ開発には機能によっては何十万円・何百万円と費用がかかる場合もあるので、お試しで小さく周遊イベントを進めたい場合は、紙のスタンプラリーのみで運用してもよいかもしれません。

「紙がよいか」「デジタルがよいか」などは、ご予算・目的によっても異なります。企画には弊社のような、全体の企画から紙・デジタルの制作物まで幅広く取り扱っている企業に相談するのも選択肢のひとつです。

デジタルスタンプラリーの種類

デジタルスタンプラリーの種類を機能別にまとめました。実際のイベントでは、組み合わせて実装することで、機能のメリット・デメリットを補完しています。

QRコードタイプ


特定の地点に設置されたQRコードをスキャンすることで、スタンプを取得する方式です。
以下2点でメリットがあります。
・専用の機材が必要ないため、ランニングコストが抑えられる
・他のタイプのデジタルスタンプラリーとも組み合わせやすい
たとえば、AR(拡張現実)と組み合わせて、写真による拡散を狙ったイベントもできます。

なお、以下の点で注意が必要です。
・景観に関する法律が制定されている場所では、QRコードの設置を認められない場合がある
・撮影したQRコードをSNSにアップされる危険性がある


QRコード型スタンプラリーに取り組む際は、掲出場所のルールを確認しましょう。またGPSとの組み合わせで、不正防止が可能です。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

GPSタイプ


GPS機能付きのスマートフォンを利用して、位置情報を元にスタンプを取得する方式です。観光地の周遊向いています。スタンプを取得するには指定された場所に行く必要があるため、不正防止になりえます。
以下のとおり、GPS特有の注意点を押さえて運用しましょう。
・取得範囲は精度によって異なるため半径の余裕を持たせる必要がある
・よって、スタンプを置く場所同士で一定の距離を取る必要がある
・地下の利用や、階ごとの設定ができない

謎解きタイプ


特定の地点でアプリやWebサイトにキーワードを入力することでスタンプを取得する方式です。クイズや謎解きなどと組み合わせてイベント性を上げられ、家族や団体向けにおすすめです。一方で、キーワードやクイズの答えを共有される危険性があります。ネタバレをしないことは、謎解きにとって暗黙の了解でもありますが、念の為、運営側でもお客様にご協力をお願いしておくことも重要です。

電子スタンプタイプ


特定の場所に置かれた電子スタンプを、参加者のスマートフォン画面に押すことでスタンプを取得する方式です。デジタルでありながら「スタンプを押す直感的な楽しさ」を保てるため、スマートフォンの操作に慣れていない小さな子どもからご高齢の方まで幅広く参加できます。

また、物理的なスタンプに近い性能になるため、不正も起こりにくくなります。また、従来のスタンプラリーイベントと、同じように開催できるのが特徴です。なお、電子スタンプの設置が必要なため、初期の費用がかかる点には注意が必要です。

デジタルスタンプラリーを成功に導くコツ

目的とターゲットの明確化


スタンプラリーの目的がなにか、スタンプラリーの実施でどのようなターゲットを呼び込みたいかを最初に明確にしましょう。目的やターゲットに沿ってイベントを企画し、広告もターゲットに合わせて打ち出しましょう。もちろん「健康促進」「友人・恋人と外出」など周遊する目的も多岐にわたるため、複数のターゲット向けに多様なきっかけを発信するのもよいでしょう。

スタンプを集める労力と景品のバランス


集めるスタンプは多すぎると離脱者が増える原因になるものの、少なすぎてもゲーム性が損なわれるかもしれません。また一般的には、スタンプを集める労力が賞品などに見合っていないと判断された場合も、参加者が少なくなるともいわれています。スタンプラリー自体をエンターテインメントや目的に、意外と達成感で参加される方も多くいらっしゃいます。そのため、商品自体の費用を増額するよりも、「賞状を授与」「限定のデジタルコンテンツを配布」などちょっとした「ご褒美感」を演出するのもよいでしょう。

SNSとの連動


X(旧Twitter)やInstagramを活用し、認知度を高めましょう。たとえば、イベント専用のハッシュタグを作り、告知や投稿を促すなどです。そのほか、ARなど含めた撮影スポットを巡るデジタルスタンプラリーであれば、積極的な投稿を呼びかけ、投稿キャンペーンを並行開催するのもおすすめです。

シンプルで魅力的なルール設定


単なるスタンプ収集だけではなく、ARを利用した写真撮影や謎解き、宝探しなどの要素と組み合わせてこそデジタルスタンプラリーのメリットといえます。たとえば、以下のような取り組みが挙げられます。
・参加のハードルとならない程度のシンプルなルールとゲーム要素を組み合わせる
・イベントに季節感やその土地ならではの要素を組み合わせて特別感を演出する

デジタルスタンプラリー・紙のスタンプラリーにかかわらず、「今ある予算でイベントをどのように周遊してもらうか」が重要です。弊社では、デジタルもアナログも可能な対応力や地域のつながりを活かし、スタンプラリーを含めたキャンペーンやイベントの企画・運営を多数開催・支援してきました。

スタンプラリーでも、行政・企業など豊富な実績から、紙・デジタル両軸でのご提案が可能です。もちろん、スタンプラリーはあくまで手段の一つです。周遊、ひいては地域振興・経済活性を目的とした企画をご提案いたします。

「多くの人に地域の魅力を知ってもらいたい」「イベントを開催したい」という担当者様はぜひご相談ください。