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2025.11.18

Monthly Feature

周年事業の目的とは?ポイントや企画アイデアを解説

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周年事業は、企業にとって節目となる年に実施する取り組みです。グッズの制作、講演会の開催など、さまざまな取り組みが行われています。主な目的は、従業員の帰属意識を高めたり、利害関係者との関係を強化したりすることです。本記事では、周年事業の目的を解説するとともに、周年事業を企画するときに意識したいポイント、周年事業のアイデアなどを紹介しています。全体像を理解したい方は参考にしてください。

Contents

周年事業とは

周年事業は、企業や団体などの節目を祝うイベントです。具体例として、創業10周年の記念パーティーや創立20周年の記念式典などが挙げられます。また、周年事業として、企業そのものではなく、企業が展開するサービスやキャラクターの節目を祝うこともあります。社内向けと社外向けの周年事業がある点もポイントです。開催間隔は、主催者によって異なります。5年単位で行うところもあれば、10年単位や20年単位で行うところもあります。

周年事業の目的

周年事業は、社内向けと社外向けに分かれます。それぞれの主な目的は次の通りです。

社内向け周年事業の目的


社内向け周年事業は、従業員を主な対象とします。基本的な目的と具体的な取り組みの例は以下の通りです。
基本的な目的具体的な取り組みの例
会社を支えている従業員に感謝の気持ちを伝える・長年にわたり会社に貢献した従業員や優れた業績を残した従業員を表彰
企業理念や事業戦略に対する理解を促す・会社のビジョンを示す研修やワークショップを開催
社内のコミュニケーションを促進する・部署横断的な懇親会を開催
社内のコミュニケーションを促進する・部署横断的な懇親会を開催
これらを通して、従業員のモチベーションやエンゲージメントを高めることも目的です。

社外向け周年事業の目的


社外向け周年事業は、投資家、取引先、エンドユーザーなど、外部の利害関係者を主な対象とします。
基本的な目的と具体的な取り組みの例は次の通りです。
基本的な目的具体的な取り組みの例
利害関係者に感謝の気持ちを伝える・記念式典の開催、記念品の配布
新商品・新サービスの発表・プレスリリース、イベント開催
利害関係者との関係強化・周年パーティー、講演会の開催

周年事業を行う際のポイント

続いて、周年事業を行う際に意識したいポイントを解説します。

目的・対象を明確にする


具体的な行動を始める前に、周年事業の目的や対象を明確にしましょう。目的や対象により、適切な企画は異なるためです。たとえば、社内のコミュニケーションを促進したい場合は従業員を対象とする懇親会、周年事業をマーケティングに活用したい場合は社外を対象とするプレスリリースなどが適していると考えられます。周年事業の方向性を決定するため、目的と対象を明らかにしておくことが重要です。

適切なプロジェクトメンバーを選定する


周年事業の方向性を踏まえて、プロジェクトメンバーを選定します。主な理由として以下の点が挙げられます。
【複数のメンバーを選定する理由】
  • ・原則として、通常業務と並行して準備を進めなければならない
  • ・関係各所との連絡調整や当日の運営など、さまざまな負担が発生する

担当者一人では、対応できないことが少なくありません。周年事業は、会社などの節目を祝う重要なイベントです。社内外にアピールする目的もあるため、適切な体制を整えておく必要があります。

外部への発注も検討する


周年事業のプロジェクトチームには、通常業務とは別の負荷がかかります。会場の手配、案内状の送付、当日の運営など、慣れていない作業が発生する点もポイントです。自社だけで対応できない場合は、外部への発注も検討できます。専門知識と豊富な経験を備えたスタッフが、目的と対象を踏まえて質の高い周年事業を実現してくれる点が魅力です。また、外部へ発注すると負担を軽減できるため、プロジェクトメンバーが通常業務に集中しやすくなります。

周年事業の企画アイデア

周年事業では、さまざまな取り組みが行われています。定番の企画アイデアとして挙げられるのが、周年ロゴの制作や周年誌の発行です。ここでは、周年事業の企画アイデアを紹介します。

印刷物や映像・ノベルティグッズを制作する


印刷物や映像で、自社の歴史を振り返ると従業員の帰属意識やモチベーションを高められます。具体例として以下のものが挙げられます。
【具体例】
  • ・特設サイト
  • ・記念誌
  • ・記念動画
たとえば、特設サイトに記念動画を掲載するなどが考えられます。記念誌は、紙媒体に限られません。タブレットなどで閲覧できるデジタル媒体も選択肢のひとつです。

利害関係者を対象に、記念品としてノベルティグッズを配布することもできます。たとえば、記念誌を入れるために、周年ロゴをプリントしたトートバッグも配布するなどが考えられます。ターゲットのニーズを踏まえて制作することが大切です。

社内外のイベントを開催する


イベントの開催も検討したい企画のひとつです。具体例として、以下のイベントが挙げられます。
【具体例】
  • ・従業員の表彰式
  • ・講演会
  • ・社員旅行
  • ・新サービス、新キャラクターの発表
  • ・特別ゲストの招待
周年事業にあわせて新サービスや新キャラクターなどを発表すると、注目を集めやすくなります。より大きな注目を集めたい場合は、一例として、他サービスや他キャラクターとのタイアップなども検討するとよいでしょう。

株式会社エイエイピーが周年事業のサポートを行った事例

株式会社エイエイピーは、周年事業のサポートも行っています。ここでは、主な事例を紹介します。

【クリエイティブ・イベントの総合支援】株式会社焼津ミール様


焼津市に本社を構える老舗水産加工会社「株式会社焼津ミール」様の60周年記念事業をサポートした事例です。周年ロゴの開発から、記念品、オリジナルTシャツ、パンフレットの制作、記念パーティーの運用、地元ラジオ局とのコラボレーションした情報発信まで、幅広くサポートしました。人気お笑い芸人を招いた記念パーティーは、大いに盛り上がりました。
【静岡支店】B2B企業の周年事業サポート事例

【周年誌の制作】中村建設株式会社様


土木事業、建築事業などを幅広く手掛ける総合建築企業「中村建設株式会社」様の70周年記念事業をサポートした事例です。本事例では、70周年記念誌の編集・制作を行いました。約1年3カ月をかけて、企画立案から印刷までサポートした点がポイントです。中村建設株式会社様が大切にしてきた価値観を伝えるとともに、従業員の皆様が会社の魅力を再発見できるように、沿革、工事実績、座談会、地域貢献活動など、幅広いコンテンツをラインナップしました。
【浜松支店】老舗建設会社の周年誌制作事例

【サイトのリニューアル】株式会社三幸コーポレーション様


静岡県を中心に人材派遣事業やコンサルティング事業などを展開する「株式会社三幸コーポレーション」様の50周年事業をサポートした事例です。本事例では、お客様へ企業理念を伝えるために、ローディングアニメーションを活用したコーポレートサイトを制作しました。また、会社に対する理解と信頼を深められるように工夫したリクルートサイトも制作しています。
【三島支店】企業のコーポレートサイト・リクルートサイトのフルリニューアル事例

【観光イベントの実施】岳南電車株式会社


「岳南電車株式会社」様は、吉原駅と岳南江尾駅を結ぶ全長9.2kmの岳南鉄道線を運営する鉄道会社です。「岳南電車7000形25周年謝恩がくなん元気プロジェクト」として、謎解き、ウォーキング、感謝祭などのイベントを、地域と一体になり開催しました。周年事業を通し、コロナ禍における地域課題解決の取り組み事例となりました。
「鉄道を活用した観光イベント・実証運行(岳南電車様)」令和2年度観光庁補助事業

【周年事業ロゴ・記念動画の制作】神奈川県住宅供給公社様


賃貸住宅管理事業や高齢者住宅事業などを手掛ける「神奈川県住宅供給公社」様の70周年事業を支援した事例です。歴史と将来性を表現した周年事業ロゴを提案するとともに、48団地を収めた記念記録動画の撮影、社員や入居者に対する取材を行いました。クライアントに寄り添いながら、コロナ禍での軌道修正に速やかに対応した事例です。
【創立70周年の記念事業を幅広くサポート】

周年事業を成長のきっかけに

周年事業は、会社などの節目になる年数を祝うイベントです。従業員に感謝の気持ちを伝える、利害関係者との関係を強化するなどの目的で開催されています。ノベルティグッズの制作、社内外イベントの開催など、さまざまな企画を行うため、目的や対象を明確にしてから検討を進めることが大切です。自社だけでの対応が難しい場合は、企画立案からサポートできる株式会社エイエイピーに以下よりご相談ください。
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