続いて、社内報制作の基本的な流れを解説します。
①目的やコンセプトを明確にする
具体的な制作作業を始める前に、社内報の目的やコンセプトを明らかにします。これらにより優先するべきコンテンツは異なるためです。たとえば、経営理念の浸透が目的であれば経営陣のメッセージ、社内コミュニケーションの活性化が目的であれば従業員の紹介が効果的でしょう。事前にアンケートやヒアリングを実施して課題を洗い出しておくと、自社に適した目的やコンセプトを設定しやすくなります。自社にノウハウがない場合は、外部事業者に委託して制作することがあります。
②スケジュールを作成する
次に、社内報の発行頻度を決定します。発行頻度別の特徴は次の通りです。
| 発行頻度 | 特徴 |
|---|
| 月刊 | ・タイムリーな情報を掲載できる
・準備期間が短い |
| 季刊(3カ月に1回) | ・時間をかけて準備できる
・情報の鮮度を保ちにくい |
| 半年刊(6カ月に1回) | ・制作の負担が小さい
・従業員から存在を忘れられることがある |
掲載するコンテンツや制作体制、予算などを踏まえて、発行頻度を決定することが大切です。また、発行頻度とあわせて、掲載媒体も検討しましょう。掲載媒体については、後ほど詳しく解説します。
③具体的なコンテンツを決める
目的やコンセプト、発行頻度を踏まえて、社内報に掲載するコンテンツを決定します。定期的に発行するため、連載できるコンテンツの比率を高めると、制作にかかる負荷を抑えられます。また、創刊号では、読者のニーズを意識することも大切です。制作側の都合だけを意識すると、次の号から読んでもらえない恐れがあります。掲載内容が決まったら、原稿を作成します。
④全体の媒体・デザインを整える
原稿完成後に、社内報の目的やターゲットを踏まえて、掲載媒体を決定します。後ほど説明する通り、媒体により特徴は異なるためです。参考に、主な掲載媒体を紹介します。
掲載媒体を決めてから、全体のデザインを調整します。たとえば、経営理念の浸透が主な目的であれば落ち着いたデザイン、社内コミュニケーションの活性化が目的であれば親しみやすいデザインが適しているでしょう。デザインで悩む場合は、目的やターゲットが似ている冊子やWebサイトを参考にできます。デザイン完成後に、読者目線で読みやすさを確かめることも重要です。
⑤校正を行い配布する
コンテンツが完成してから、校正作業を行います。気をつけたいポイントは次の通りです。
- ・画質
- ・内容の誤り
- ・表記の誤り
- ・誤字脱字
- ・レイアウトの崩れ
複数人でチェックすると、修正箇所を見つけやすくなります。内容に問題がなければ、社内報を発行し、従業員に配布します。