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2022.09.16

Monthly Feature

新しい生活様式?スマホ?スマフォ?人員削減とか省力化って? これからのスタンプラリーの話をしよう

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感染症のパンデミックによりお客様とそのお客様をつなぐイベントやプロモーションのあり方を考え直さなければならなくなりました。敷地やエリア内を周遊することで収益拡大に期待のできるスタンプラリーもそのひとつ。今月は『エイエイピーのスタンプラリー』をテーマに、最近のスタンプラリー事情を特集します。

Contents

新しい生活様式で気をつけたいこと

「新しい生活様式 とは」とググれば、ウィキペディアに以下のようにヒットします。新しい生活様式は、新型コロナウイルス感染症が、長期間にわたり感染拡大するのを防止するために、厚生労働省が公表した行動指針である。 新型コロナウイルスの感染拡大を長期的に防ぐためには、飛沫感染や接触感染、さらには近距離での会話への対策を、これまで以上に日常生活に定着させ、持続させなければならない―。つまりは従来の、スポットにスタンプ台を設置してスタンプを据え置き、後は実施期間中そのまま放置、なんてオペレーションはスタンプ自体の接触感染のリスクもありますし、スタンプ台紙に個人情報を記載し応募BOXへ投函いただく、なんてスキームも接触感染のリスクはゼロかと言われれば強く推奨できないようになりました。

リアルでもデジタルでも

単純に考えれば、スタンプラリーというエリア周遊スキームはこのご時世だと実施できないのか?と思われるかもしれませんが、スキームを工夫することで実施可能、が最近の実績です。規制緩和のタイミングで、スタンプラリーの引き合いは増えてまいりました。ただ、従来のスタンプ紙をユーザへ配布しスタンプを押印してゆくリアルメディア中心のスキームは予算の都合が実施理由の割合高めで、プロポーザル参加型の事業はデジタルで展開するスキームが圧倒的です。特に自治体、交通機関様に置きましては、デジタルは必須となりました。

お客様のデバイスを利用する

ではデジタルを活用したスタンプラリーのスキームは、となると最も特徴的なのは参加者所有のモバイルデバイス―、そう、スマートフォンを利用することで、接触感染のリスクを避けることとなります。 話がずれますが、読者様は「スマホ」派ですか、「スマフォ」派ですか?というのも私たち広告会社は企画書を書くのが常日頃なのですが、そこで前者と後者にわかれます。筆者は前者になるのですが、面白いことに後者の方は発音するときは「スマホ」って言うのです。日本語の難しいところです。 話を戻します。参加者のスマホがスタンプ台紙、スタンプ、そして応募システムを含めるのが最近のスタンプラリーなのです。

「3密」を避けてイベントを実施する

参加者のモバイルデバイスを活用することで、接触感染へのリスクは避けられそうです。それでは飛沫感染や近距離の会話については、といいますと東京都産業労働局観光部さまで実施されたスタンプラリーをご紹介させてください。なんと、東京都内にあるデザインマンホールをあつめよう!といった、アニメファンやマンホールファン(がいらっしゃるんです!)をフックに幅広い層の旅行者に都内全域における回遊性向上イベントなります。都内全域なので、密閉された空間でひしめき合うこともないですし、少人数で行動すればモラルに頼ることもできそうです。

事務局の働き方もDX

モバイル端末の機能であるGPSを利用して、標準インストールされているwebブラウザで稼働するラリーシステムを採用。参加者はデザインマンホールのある場所まで行くと、GPS情報を参考にし不正デジタル押印を抑制します。ミッションをコンプリートした参加者は、そのラリーシステムからそのままキャンペーン応募へとご利用いただくスキームですから、スタンプ台を設置しなくても良いですし、スタンプ台を設置した場合の管理者を用意することもありませんから、イベントの人員削減にもなります。何より、全てがシステム管理下で実施されていることからキャンペーン応募者情報もシステムの中で集計できますから、応募いただいたはがきを手作業で集計することも、個人情報保護の観点からはがきの厳重な保管場所を用意する必要も有りません。最新のスタンプラリーとはデジタル化することで大きく省力化に成功しております。

今回はスタンプラリー事情についてご紹介いたしました。リアルなエリア、スポットへの集客にはあたらしい生活様式を無視できない状況下で、デジタルデバイスを活用すればあたらしいスタンプラリーが実施できる、という可能性を示唆できていたら幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございます。 なお、イベントタイトルをご検討される場合「スタンプラリー」が含まれますと商標の観点からNGとなりますので、ご承知おきください。